2007/01/12

現行の MacBook や iMac、Mac Pro が 802.11n 対応になる!

林伸夫さんの「Long And Winding Mac」によると、AirMac Extreme ベースステーションに付属している 802.11n Enabler を使うと、Mac が 802.11n 対応になるそうです。

確かに MacBook 等に積まれている Wi-Fi のチップが 802.11n に対応しているのは、分解したり、Boot Camp から Windows で起動したりした人によって、確認されていましたね。

MacBookが802.11n対応に

 さらにこの製品には「802.11n Enabler」なるソフトが同梱されている。「MacBook Pro」などCore 2 Duoプロセッサー搭載のMacintoshにこのソフトを当てれば、あら不思議、あなたのMacは802.11n対応になる。同プロセッサーを搭載したMacintoshには密かに11n対応チップを埋め込んでいたのだ。

AirPort Extreme Base Station の仕様の Included software and accessories にも、小さく 802.11n Enabler for Mac と書いてありました。

Apple Store(Japan)

追記

日本のアップルのサイトにも、IEEE 802.11n についてのページができていました。

アップル - 802.11 によると、802.11n 対応機種は以下の通り。

802.11n対応のMacは?

新しいMacは、AirMac Extremeベースステーションに付属するEnablerソフトウェアをインストールすることで、802.11nに対応します。

  • 2.0GHz Intel Core 2 Duo搭載17インチ、Intel Core 2 Duo搭載20インチ、Intel Core 2 Duo搭載24インチiMac(2)
  • Intel Core 2 Duo搭載MacBook
  • Intel Core 2 Duo搭載MacBook Pro
  • AirMac Extremeカードを装着したMac Pro

Apple Store(Japan)

USB 外付け HDD を無線でネットワークストレージにする AirMacDisk(1月13日追記)

ASCII24 の Macworld 2007 レポートの記事を読むまで気が付いていなかったのですが、新 AirMac Extreme Base Station には、外付けの USB 接続ハードディスクを NAS にする AirMac Disk(アメリカでは AirPort Disk)という新機能がありました。

新しいAirMac Extremeは、USB端子につないだ外付けHDDを無線LANで共有できる“AirMacDisk”機能を備えている。要するにUSB接続のHDDをNASに変えられるわけだ。

アップルの AirMac Extreme の共有機能についてのページに以下のような記述があります。

ドライブの共有もあっという間

AirMac Extremeに新搭載のAirMacDiskを使って、外付けのUSBハードディスクを共有ドライブにすることができます。AirMac Extremeの背面にあるUSBポートにハードディスクを接続するだけで、文書、ビデオ、写真など、ドライブ上のすべてのファイルを安全なネットワーク上にあるMac、Windows PCから利用できるようになるので、バックアップ、共同プロジェクトなどに最適です。

Apple TV より先に、こっちが欲しいかも。Leopard に搭載されるバックアップ機能 Time Machine で使えるなら言うことないです。

USB 接続した HDD を LAN で共有して NAS にできるもの(通常の NAS に USB 接続の HDD を追加するタイプがほとんど)は、いろいろなメーカーが出しているのですが、きちんと Mac OS X に対応しているものは限られますし、普通は無線 LAN ではなく有線の LAN ケーブル接続です。(例えばロジテックの LHD-LAN250GE

AirMac Extreme ベースステーションは Apple 製なので、ファイル名やメタデータの保存も含めて安心できるし、アクセス制御やその他細やかな OS との統合が期待できて、つい買いたくなります。

AirMac Extreme を買わない場合の対応方法

AirMac Extreme Base Station を買わなくても、802.11n 対応に対応させるソフトは配布されるそうです。ただし、有償 (US$ 1.99) で。

SOX 法があるため、有償になったようです。上記の CNET の記事にも以下のような説明があります。

Appleによると、一般会計原則では、ソフトウェアのアップグレード時は顧客にその対価を求める決まりになっているという。Fox氏は声明のなかで、「Appleが収益認識の一般会計原則に準拠するには、802.11nソフトウェアから少額の配布料を徴収する必要がある。一般会計原則では、購入済みの製品に対して802.11nのような大幅な機能強化を行う場合は対価を請求するのが一般的な決まりだ」と述べた。

AirMac Extreme 802.11n Enabler for Mac が購入可能になっています(1月31日追記)

CNET でも報道されていましたが、Apple Store で 802.11n Enabler for Mac が買えるようになっています。(日本では 250円)

Appleは米国時間1月30日、ほぼすべての最新型Macに内蔵されている、高速Wi-Fiチップを有効化するソフトウェアをリリースした。

ポスト @ 1:45:09 , 修正 @ 2007/02/01 1:17:46 | , , | 「このエントリーを含むはてなブックマーク」ボタン この記事「現行の MacBook や iMac、Mac Pro が 802.11n 対応になる!」を含むはてなブックマークの数

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