2011/11/18
iPhone 5 は本当は存在したという噂が与太話である 3つの理由
数日前に、相変わらず素敵な超訳の Gizmodo Japan や、各所で報じられた「本当は iPhone 5 がリリース寸前だった」という Business Insider 発の噂話。アホらしいと思っていたんですが、そう考える根拠を挙げながら理由を説明してみます。日本語で取り上げてたのは例えばこんな記事。
iPhone 4S アナウンス数ヶ月前に Jobs がダメ出し
製品アナウンスの数ヶ月前っていくらなんでも直前過ぎるかと。Steve Jobs の性格を考えたらありそう!と思わせるための時期設定かもしれませんが、この話を流した人は製品の開発・テストや製造にかかる時間とか考えたことないんでしょうかね。ちなみに iPhone 4S の発表は 10月 4日でした。6月 6日の WWDC 2011 の基調講演では、iOS 5 のリリースは 2011年秋と発表されており、新 iPhone は普通に考えてその時期に出ると考えられていたので、発表時期は多少の前後はあったとしても、大幅に遅れたりはしておらず、予想通りと言えるでしょう。
ところで、超訳ギズモード・ジャパンさんは、今夏リリースのはずだったと書いてますが、本家の英文記事読んでも、そんなこと書いてない気がするんですが…。
スクリーンサイズが大きいことを理由にダメ出し
Business Insider の記事によると、かなり具体的な試作機があったことになっていますが、スクリーンサイズが問題なら、そんなものが出てくる前にデザイン段階でとっくに Jobs が却下しているでしょう。また、開発者サイドが何の対応もなしに中途半端なサイズに対応できるとも思えませんし、何より iPhone の 3.5インチというスクリーンサイズは、人間工学的に合理的なサイズです。
iPhone 5 と iPhone 4S を同時に開発?
iPhone 4S は外見と名前は iPhone 4 から変化がほとんどないですが、中身が別物であるというのは、リリース直後から報じられています。
今までの Apple のリリースから考えても、まったく新しい新製品を同時に 2つ開発して出すというのは、あり得ないと思います。
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