2007/02/22
メーヴェに乗ろう! OpenSky プロジェクト展に行ってきた
本当にメーヴェを飛ばすのだ 《一円も儲からずに飛行機を作る方法》
あのナウシカのメーヴェに乗ってみたいと思ったことはありませんか?(個人的にはラピュタのフラップターにも乗りたし。)夢みたいな話だと思うかもしれませんが、まじめにそれをやってしまおうと取り組んでいる人がいます。
ポストペットの開発者としても知られている八谷和彦氏です。そのプロジェクト OpenSky 2.0 の展覧会が3月11日まで、アップルの日本法人も入っている初台のオペラシティで開かれています。先日それに行ってきました。
「八谷和彦—OpenSky 2.0」
会期:2006年12月15日(金)—2007年3月11日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーAほか
開館時間:午前10時−午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合,翌日)
意外に大きかったメーヴェ
会場には試作機や、実際に今、滑空テストを行なっている実機が置いてあります。会場は確か撮影自由だったのですが、想定外のことでカメラの準備はしていなかったので、様子を知りたい方は以下のメディアの紹介記事を見てみて下さい。
写真ではあまり感じないと思いますが、「メーヴェ」の実機は思ったより大きかったです。イメージの中のガンシップくらいの大きさの印象がありますが、地球の重力と気体密度からは、最低限このくらいの大きさになるんだそうです。なお、ここではメーヴェ、メーヴェと書いていますが、現在はジブリや宮崎駿氏に迷惑をかけないために、その名称は使っていないそうです。
ちなみにフェーズ2以降、機体の名称には「メーヴェ」という名称は使わないことにしたのですが、それは万一事故が起こったときに、ジブリや宮崎さんに迷惑をかけたくないからです。
メーヴェに乗るために痩せなくては!
会場では、この展示してある実機に乗ることができます。といっても実際に飛べるわけではなく(室内ですし)、乗った状態でテストフライト時に機体上から撮影した画像が見れるという仕掛けになっています。フライト気分は味わえるというわけです。
しかし!メーヴェに乗るためには体重制限があるのです。
機体保護のため、着衣体重で 58kg 以下でないと乗れません。ちなみに機体そのものは、エンジン抜きで 66kg。(今はまだエンジンは乗っていないため、グライダーとしての飛行ですが、今年度中にジェットエンジンが乗る予定です。)
私は普段から体重が効いてくるスポーツをしており、体重は絞っているほうなので、行けるかと思って挑戦した見みのですがダメでした…。財布等、重そうなものは外して、上着も脱いでみたのですが、1kg ほどオーバーして乗れず。く、悔しい。
ちなみに八谷氏は 51kg なのだとか。
入場チケットは 500円なのですが、同じチケットで2回まで入場できるということですし、少し体を絞って、服も軽いものを選んで再挑戦しようと思います。 (残り半月ちょっとか…)
なお、入場料が 100円割り引かれて 400円になる割引クーポンが、オープンスカイ展のウェブサイトのどこかにあるので探してみて下さい。会場にもこうした仕掛けがいろいろあって、全部を見るには意外に時間がかかります。
時間に余裕を持って見に行った方が楽しい
会場で渡されるチラシには、15分コース、45分コース、60分コース、90分コースというのが案内されています。
私はさくっと見るつもりだったので、あまり時間の余裕を持たず行ってしまい、それでも 45分くらいは会場にいたのですが、もっと時間がほしかったです。見切れてない部分が結構あります。
会場は iMac を活かして展示が行われていて、Mac ユーザなら特に嬉しくなるかもしれません。Keynote や Front Row を上手に使った展示があり、そうしたものを1つ1つ見ていくと、結構な時間がかかるのです。
体験型のフライトシミュレータまであり、限られた時間ではそこまでたどり着く前に時間切れになってしまいました。フライトシミュレータも体重制限がありますが、こちらは 90kg 以下ですので、58kg 以下に比べると厳しいハードルではありませんね。
フライトシミュレータは MS 製で、協力企業にはマイクロソフトの名前が見えます。アップルの名前はありません。せっかく、これだけ Mac を素敵に使ってくれているのだから、協賛があってもいいのになぁとちょっと思いました。八谷氏は確か Mac ユーザで、そういえば最初のポストペットも Mac 版からでしたね。
思った以上に見応えがあって、楽しい展示だったので、足を運ぶ余裕のある方はぜひ訪れてみて下さい。
完成した暁には、一度は乗って飛んでみたいと思うのですが、エンジンを積んでしまうと日本では法律上、一般人は乗れなくなるようです。残念。
OpenSky 2.0 関連リンク
パスワードは、ひらけ、そら!〜個人的に飛行装置を作ってみるプロジェクト〜
おまけ
Mac 用のこんなソフトも。
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