2007/05/16
Apple Mail (Mail.app) で添付ファイル付きのメールを振り分ける方法
Mail.app のルールとスマートボックスは使える条件が同じではない
野尻さんの「拝啓 アップル様」 Mac OS X 10.4.8へのフィードバックを、たまたま眺めていたら、こんな機能要望を見つけました。
Mail 2.1:ルールに添付ファイルの有無が欲しい (2007/01/18)
環境設定の「ルール」では、さまざまな条件でメールを処理できます。この条件に「添付ファイル あり」と「添付ファイル なし」を加えてください。
確認してみると、Apple Mail (Mail.app) のスマートメールボックスには、「添付ファイルを含んでいる」という条件があるのに、Mail の環境設定の「ルール」の条件にはなぜかありません。
この他にも、ルールには存在してスマートメールボックスにはない条件や、その逆の条件もあるので、このあたりが次の Mac OS X 10.5 Leopard で改善されると嬉しいですね。
Mail.app のルールで添付ファイルを振り分ける方法
とりあえず、現状の Mac OS X 10.4.x Tiger 上でも、他の似たようなルールをうまく設定して、添付ファイル付きメッセージを振り分けることができます。以下のようなルールです。
「いずれかの添付ファイル名が」「.」「を含む」
つまり、大概のファイル名にはドットが含まれていることに着目し、振分けを行っているわけです。もちろん拡張子なしのファイル、つまりファイル名にドットを含まない場合はこの方法では振り分けられませんが、今時そういうファイルは滅多にないと思います(多分)。
追記:コメント欄にてマカーさんより、普通に拡張子なしファイルで送っている旨のコメントがありました。失礼しました。環境によってはそういう使い方も十分にありますね。その場合にはこの方法は役に立ちません。ところで、それに関連し、開発の中止していない Mac OS X で使えるメーラで、リソースフォークがちゃんと扱えるものはどのくらいあるのだろうと疑問がふと浮かびました。Mail.app、GyazMail は大丈夫なようです。Thunderbird はダメそうな気がしますがどうなんでしょう。
でも、スマートメールボックスの方が便利
ここまで書いておいてなんですが、私としては添付ファイル付きのメールは、ルールを使って物理的に他のメールボックスに振り分けてしまうよりは、スマートメールボックスを使って抽出する方が好みです。
ルールを使って移動してしまうと、一連のやりとりの中で添付ファイル付のメッセージがあった場合、そのメッセージだけをやりとりの流れから切り離して、別の場所に移動してしまうことになります。スマートメールボックスを使えば、流れを妨げることなく、添付ファイルのあるメッセージだけを確認できるのがよいです。
3 Comments
Re: Apple Mail (Mail.app) で添付ファイル付きのメールを振り分ける方法
まったく同感です。
MailはTigerになってからメインで使い始めたのですが、一重にスマートメールボックス使いたさです。サブで使っていた時の普通の振り分けフォルダからもすべてメールを戻して、フィルタを削除してしまいました。
From : t0mori @ 2007-05-16 05:35:41 編集
Re: Apple Mail (Mail.app) で添付ファイル付きのメールを振り分ける方法
何この糞ブログ
俺なんか添付ファイルは全部拡張子なしファイルで送って
相手に拡張子なしファイル展開してもらってるし(笑)
調子に乗るなクズ管理人
From : マカー @ 2007-05-16 20:00:09 編集
Re: Apple Mail (Mail.app) で添付ファイル付きのメールを振り分ける方法
t0mori さん、スマートメールボックスは Gmail でいうところのラベルにも似ていますが、ラベルが受信時もしくは手動で後から設定されるのに対し、スマートメールボックスは即時に条件に合うものがフィルターされるのがよいですよね。
マカーさん、糞ブログ、クズ管理人とはお手厳しい。拡張子なしのファイルがまったくないとは思っていないので断定口調にはしなかったのですが、拡張子を前提とした書き方はお気に障ったようで失礼しました。
ご利用の環境がわからないのですが、今回の記事では Mac OS X の Mail.app の話として書きましたし、マカーと名乗っていらっしゃるので、以下は Mac OS を想定してのコメントです。
古くからの Mac ユーザなので私も拡張子なしファイル自体はよく使っていました。しかし、メール等で他人に受け渡す際は、OS 9 の時代以前から、無難な拡張子付きの名前のファイルにして送っていました。特定の相手とのやりとりが中心で、相手の環境を熟知していればまた状況は変わってくると思うのですが、相手が Mac OS を使っているだけでなく、必ず送信側のメーラも受信側のメーラも正しくリソースフォークを扱えることが保証されている状況はなかなかないので、拡張子は付けてしまいます。
Mac OS に限っても、最近はリソースフォークを付けないアプリケーションが増えましたし、(表示されるかはともかく)デフォルトで拡張子をファイル名に付けるアプリケーションも増えたので、拡張子なしファイルは減っているだろうという推定の元の記述でしたが、そう決めつけてしまうのはよくないことですね。
From : Hiro @ 2007-05-17 00:08:49 編集