2007/03/22
リンク切れが起こらない URL 短縮サービス LookLeap
一度で何粒もおいしい URL 短縮サービス LookLeap を紹介します。短縮 URL を生成すると同時に、リンク先をキャッシュして保存してくれるところが、他の類似サービスにはない特徴です。
URL 短縮サービスとは
長い URL を紹介したいときに、そのまま URL を貼ると都合が悪い場合に、短い代替の URL を提供するサービスが、URL 短縮サービスや URL 圧縮サービスと呼ばれています。
例えば、メールに URL を貼付けたときに、行の折り返しによってリンクが切れてしまう場合に使ったり、mixi で長い URL を貼ると、レイアウトが崩れてしまうので、それを避けるのに使われていたりします。
URL 短縮サービスとしては、TinyURL あたりが走りで、類似のサービスは数多くあります。(下記でまとめて紹介)
LookLeap の特徴
たくさんの URL 短縮サービスがあるのに、ここで LookLeap を紹介するのは、LookLeap を使えば言及したリンク先が保存しておけるという特徴のためです。
短縮 URL を使って、ニュースページ等にリンクを張ることがあると思いますが、ニュース系のサイトでは保存期間が決まっている場合も多く、時間が経つとリンクが切れてしまうことが少なくありません。
そこで LookLeap を使ってリンクを張れば、元のページが消えてしまった場合も書いてあったことが参照できることになります。
LookLeap を使って短縮 URL を生成すると、以下の5つのリンクが現れます。cached にリンク先のキャッシュが保存されています。
- discuss:golot.com というサービスを使って、リンク先記事にコメントを付けられるが、単純なアルファベットと数字しか使えず、日本語などは文字化けする
- open:リンク先を開く
- cached:リンク先の保存されたキャッシュを開く
- tiny url:短縮 URL を表示する
- email:件名にリンク先、本文に短縮 URL を入れたメールを作成する
これらの機能以外にも、LookLeap の短縮 URL がクリックされた回数の、ドメイン別に統計を見ることもできます。
- LookLeap - Site Statistics
- http://lookleap.com/google.com:例)google.com の統計
LookLeap の使用例
以下は試しに Yahoo!ニュースの『「休日に寝だめ」は逆効果』という記事に対して、LookLeap を使ってみたものです。
- 元記事の URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070317-00000014-jij-soci
- 短縮された URL:http://lookleap.com/headlines.yahoo.co.jp/a2
- キャッシュ:http://lookleap.com/headlines.yahoo.co.jp/a2/cache
- 可能なサービス一覧:http://lookleap.com/headlines.yahoo.co.jp/a2/look
短縮 URL サービスは、どこに飛ばされるかわからないのでセキュリティ上の問題があると指摘される場合もあります。その場合は、「可能なサービス一覧」として挙げた、URL 末尾に /look
がついた方のアドレスを紹介してもよいと思います。
惜しむらくは、cached に保存されているページが文字化けしてしまう場合が多いことです。文字化けしている場合は、ユーザが自分で適切な文字コードを指定してやる必要があります。
文字化けしてしまうのは、Internet Archive で文字化けすることが多いのと同じ理由だと思いますが、サーバが HTTP ヘッダで Content-Type: text/html; charset=utf-8
と、文字コードが UTF-8 であるとして応答しているために、meta タグで指定されたものより、サーバ応答の文字エンコーディングが優先されてしまっているからでしょう。UTF-8 で書かれたページなら文字化けしないと思われます。
また、LookLeap のキャッシュは、ウェブ魚拓のように時系列で何度もキャッシュを取れるわけではないので、更新が多いページの保存用としては向かないと思います。
LookLeap 用のブックマークレット
本家の Bookmarklet は以下のようなものになっています。
javascript:{top.location.href='http://lookleap.com/p/r.php?v=1&u='+escape(top.location).replace(/\+/g,'%252B')+'&t='+escape(top.document.title).replace(/\+/g,'%252B')}void(0);
ページのタイトルを escape してくれているのですが、そのくせ(現時点では)どうも ASCII にしか対応していないようで、日本語のタイトルは通らないようです。いろいろ試行錯誤してみたのですが。
これをそのまま使うと、日本語のタイトルが変にエスケープされて、ウインドウ幅が長くなってしまうので、ちょっと改造してタイトルを省いたブックマークレットを紹介しておきます。ブックマークに登録して使ってください。
その他の URL 短縮サービス
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短縮 URL の代名詞?TinyURL では、http://tinyurl.com/2usxx8 のような URL が生成されますが、http://preview.tinyurl.com/2usxx8 というように、ドメインの頭に preview を付けると、直接リンク先に飛ばずに、一旦確認ページが表示されるようになりました。
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短縮される URL をサブドメインとして自分で名付けることができます。XXXXX.notlong.com の XXXXX の部分を自由に決められるわけです。マイコミジャーナルよる解説があります。
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タグが付けられるのですが、うまく反映されないような?
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アカウント登録すると、短縮 URL に加えて、ログが取れるようになります。
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こちらも登録するとログが取れるようになります。
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ウイルスに感染する、ブラウザがクラッシュする等、セキュリティ上問題があるページへはリンクが張れないそうです。
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ウェブ魚拓と同じ会社のサービスです。
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msgurl.com は現在アクセス不可。いつの間にやら消滅した模様。リンク先に飛ばす前に任意のメッセージが表示できるので、よいサービスだと思ったのですが。
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