野尻さんの「拝啓 アップル様」 Mac OS X 10.4.8へのフィードバックを、たまたま眺めていたら、こんな機能要望を見つけました。
Mail 2.1:ルールに添付ファイルの有無が欲しい (2007/01/18)
環境設定の「ルール」では、さまざまな条件でメールを処理できます。この条件に「添付ファイル あり」と「添付ファイル なし」を加えてください。
確認してみると、Apple Mail (Mail.app) のスマートメールボックスには、「添付ファイルを含んでいる」という条件があるのに、Mail の環境設定の「ルール」の条件にはなぜかありません。
この他にも、ルールには存在してスマートメールボックスにはない条件や、その逆の条件もあるので、このあたりが次の Mac OS X 10.5 Leopard で改善されると嬉しいですね。
とりあえず、現状の Mac OS X 10.4.x Tiger 上でも、他の似たようなルールをうまく設定して、添付ファイル付きメッセージを振り分けることができます。以下のようなルールです。
「いずれかの添付ファイル名が」「.」「を含む」
つまり、大概のファイル名にはドットが含まれていることに着目し、振分けを行っているわけです。もちろん拡張子なしのファイル、つまりファイル名にドットを含まない場合はこの方法では振り分けられませんが、今時そういうファイルは滅多にないと思います(多分)。
追記:コメント欄にてマカーさんより、普通に拡張子なしファイルで送っている旨のコメントがありました。失礼しました。環境によってはそういう使い方も十分にありますね。その場合にはこの方法は役に立ちません。ところで、それに関連し、開発の中止していない Mac OS X で使えるメーラで、リソースフォークがちゃんと扱えるものはどのくらいあるのだろうと疑問がふと浮かびました。Mail.app、GyazMail は大丈夫なようです。Thunderbird はダメそうな気がしますがどうなんでしょう。
ここまで書いておいてなんですが、私としては添付ファイル付きのメールは、ルールを使って物理的に他のメールボックスに振り分けてしまうよりは、スマートメールボックスを使って抽出する方が好みです。
ルールを使って移動してしまうと、一連のやりとりの中で添付ファイル付のメッセージがあった場合、そのメッセージだけをやりとりの流れから切り離して、別の場所に移動してしまうことになります。スマートメールボックスを使えば、流れを妨げることなく、添付ファイルのあるメッセージだけを確認できるのがよいです。