インテルの上位プロセッサであるIntel Core 2 Duoプロセッサ搭載製品における市場シェアで、アップルが圧倒的なシェアを獲得した。Core 2 Duo市場ではアップルが先行していることを裏付けるものといえそうだ。
BCNの調べによると、11月の量販店店頭におけるCore 2 Duoプロセッサ搭載製品分野において、アップルのシェアは47.2%となった。
形状別でも、デスクトップPC分野では46.9%、ノートPC分野でも47.4%となり、いずれも2位以下を大きく引き離し、トップシェアを獲得している。
まぁ、Core 2 Duo マシンがまだ少ないと言えるのかもしれませんが、Core 2 Duo が発売されたのは今年(2006年)の 8月ですから、それなりには出ています。以下は Core 2 Duo 採用のノート型パソコンを価格.com で検索した結果です。
この記事を書いた時点で 68件の検索結果があります。MacBook はスペックを考慮しないでも、安い方から数えて 6番目です。同スペックなら最安値の部類に入るでしょう。MYCOM ジャーナルの記事でも、以下のように述べています。
この分野で高いシェアを獲得している要因は、Core 2 Duoプロセッサ搭載機としては、極めて低価格で販売されていることが見逃せない。
Windows PCでは、一部メーカーを除いて、Core 2 Duoプロセッサは、20万円を超える上位モデルを中心に搭載されているが、アップルはノートPCのMacBookで13万9,800円からの価格帯で用意。さらに、デスクトップPCのiMacでは12万4,800円からとしている。
また、クロック周波数でも、MacBookでは1.83GHzや2.0GHzを搭載。Windows PCでは、比較的低価格のCore 2 Duoプロセッサモデルが1.66GHzを搭載しているのとは一線を画している。この点も大きな差となっているようだ。
同スペックで同じ価格なら、Mac は Boot Camp や Parallels Desktop(Amazon で 4220円割引!)を使えば、Mac OS X を Windows OS を両方使えるわけですから、魅力的でしょう。
正確に言うと、Windows OS を購入する費用が別途かかりますし、Parallels Desktop を介して仮想マシンとして使うなら、 Parallels Desktop の費用もかかりますから、その分高くなりますが、付加価値を考えれば、十分すぎるほど元が取れるでしょう。
Windows OS は単品で買うと高いですが、DSP 版と呼ばれる (OEM 版と呼ばれることも) ものを買うと、安く購入することができますので、そういうのを利用するのも手でしょう。例えば PLUSYU楽天堂では、Mac 用メモリとのセットで DSP 版を売っています。Mac 用に検証されていなくてもよければ、アーキサイト@ダイレクトのようにいろいろな周辺ハードウェアセットで売っているところも、たくさんありますね。
Core 2 Duo マシンを求める人はまだ限られているでしょうし、長期的なシェアが 40%超を保てるとは思えませんが、現時点の同程度のスペックのマシン間では、十分訴求力があると言えるからこその結果でしょうか。引き続き、がんばってもらいたいですね。
OS X ハッキング! の「これはすごい! Parallels Workstation for Mac最新βでOSをがっつり捕獲」に詳しいですが、以下のようなことができるようになりました。
Coherence モードで Windows アプリケーションのウインドウを Mac OS X のデスクトップ上に表示できる
(OS X 上の Classic 環境や X window のように表示される)
Boot Camp のパーティションにインストールした Windows を仮想環境で起動できる
(ただし、現状では別々にアクティベーションが要求されてしまう)
Parallels Transporter を用いて、PC や Mac にインストールされた Windows を吸い出してイメージ化できる
Boot Camp 領域からの起動はアクティベーションが必要なので、まだ実用的ではないと思いますが、最後の Windows OS の吸い出しはすごいですね。使っていない Windows 環境があったら活用できそうです。
出たばかりの Parallels Desktop for Mac Update Beta2 (Build 3094) では、Boot Camp 領域からの起動でもアクティベーションが要らなくなったそうです。素晴らしい!これで、必要に応じて Parallels Desktop と Boot Camp を切り替えて使えます。その他にも多くの改善がされています(詳細は本家サイト [英語] 参照)。Intel Mac で Windows も使いたい人には最早必須のソフトとも言えるのでは。
仮想化ソフトの老舗 VMware からも Mac 用ベータ版が出ました。こちらはまだ安定度がいまいちらしいですが、64 bit 対応しているし、今後が楽しみです。
Apple Brothers + Mac News さん経由、MacBook と iMac がちらっとトップ10入りしたようです。
MacBook White 1.83GHz | MacBook White 2.0GHz | MacBook Black 2.0GHz |
130,926円 | 159,800円 | 171,110円 |
8,873円引き | 8,800円引き | |
それぞれ、さらに 10%還元(最大) |